コラム 2021.08.23

高齢者必見!コロナ禍でも転(コロ)ばないために 自宅でできる「転倒防止エクササイズ」

コロナ禍で在宅時間が増えた結果、「運動不足で足腰の筋肉が衰えた」という人も多いはず。筋肉量が低下すると“転倒”のリスクが高まるから、これは危険な徴候。「転ぶくらいで大げさな」と思うなかれ。筋力が弱った状態で転倒して骨折などすれば、最悪、寝たきりになる危険性も。

骨折のリスクは50代から急増するというデータもあり、「普通に歩いていただけなのに転んで骨が折れた」なんて人も多いんです。だから常に自分の体の変化に敏感でいることが大切。ご紹介するエクササイズを毎日やってみましょう。自宅でも転びにくい体作りが無理なくできます。「まだ自分は大丈夫」という過信は禁物ですよ!

[立ち上がりスクワット]

足の筋力を上げるエクササイズ。椅子に浅く腰かけて机に手を添え、5秒かけてゆっくり立ち上がり再び椅子に座る。これを10回繰り返す。1日2〜3回行う。

[足指タオルつかみ]

地面をしっかりつかむ足指の力と感覚を磨く。椅子に座り、足元に薄手のタオルを敷き、タオルの端に両足を置く。両足の指を広げてタオルをつかみ、足指を曲げてタオルを手前に引き寄せる。これを10回繰り返す。

[片脚立ち]

バランス感覚を養うエクササイズ。机や椅子の背もたれなどに手を突き、片脚を上げて1分間静止。これを両脚ともに3回ずつ行う。

ぜひ毎日続けてみてください。

参考文献・運動器の健康・日本協会発行「二次骨折予防手帖」)

(イラスト/うえむらのぶこ・文/裃トオル)

 

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