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医学博士・本多京子さんに訊く、シニア世代の「運動器を守る食事」のQ&A

プロテインの正しい摂り方は?

Q1. 高齢者の間で筋肉の重要性が注目され、同時にたんぱく質=プロテイン食品(パウダーなど)を摂る人が増えています。どれくらいの量を、どういうタイミングで摂るのがベストですか?

 プロテイン食品は、高齢で食が細くなったり、何らかの疾患で食事がしづらくなった人は便利ですが、何も考えずに摂ればいいというわけではありません。まず、自分にたんぱく質がどれだけ必要かを知ることが大事です。

 そして一日の中で、筋肉は傷ついては修復する、を何度も繰り返していますから、その必要量を3食で均等に摂ることが重要です。例えば、朝はトーストとコーヒー、昼は蕎麦、夜はステーキ、という食事メニューがあるとします。たんぱく質はステーキから摂取できるわけですが、これはNGな食事法。筋肉は朝から傷ついているわけですから、一日一回、まとめて摂っても意味がありません。

 それと、プロテインだけではなく、他の食材と組み合わせてバランス良く栄養を摂取すること。筋肉はたんぱく質だけでできてるわけではありませんし、あまりに大量のたんぱく質を摂ると、今度は腎臓に負担がかかります。プロテイン食品に頼り切るのではなく、あくまで補助的に上手に使いましょう。

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