「疲れやすくなった」と感じたら始めどき。『体力おばけへの道』が教える健康寿命を延ばす“生活体力”の育て方
年齢を重ねるにつれて、「階段で息が上がるようになった」「旅行に行くと翌日まで疲れが残る」「外出するのがおっくうになった」などと感じることはありませんか?
こうした変化を「年齢のせいだから仕方ない」と考える人も多いと思いますが、一方で、同世代なのに元気いっぱいで一日中飛び回っている“体力おばけ”が周りに一人や二人はいないでしょうか?
いったい、あなたとその人は何が違うのか。答えはズバリ「体力」の違いです。体力があると朝の目覚めが良くなり、日中の集中力もアップ。買い物や掃除といった家事の負担も減り、休日には趣味や旅行を存分に楽しめるようになります。
つまり、体力とは「元気に長生きするための基礎体力」であり、毎日の生活の質(QOL)を左右する重要な要素なのです。
今回ご紹介する『体力おばけへの道 頭も体も疲れにくくなるスゴイ運動』(KADOKAWA)は、機能解剖学スペシャリストでパーソナルトレーナーの澤木一貴氏と、循環器内科専門医で医学博士の國本充洋氏の二人が、体力の重要性を解き明かすとともに、老若男女・年齢を問わず誰でも毎日無理なく続けられる体力向上プログラムを解説した一冊です。
この本では、体力を2つに分けて考えます。体を動かす「行動体力」と、病気やストレスに打ち勝つ「防衛体力」です。この2つの体力をアップさせるため、本書で紹介されている運動が、中高年でも安全に取り組めて、毎日続けられる、“ゆるい”HIIT(高強度インターバルトレーニング)。
そしてその土台となっているのが、スクワットです。スクワットは、太ももの前側(大腿四頭筋)やお尻(大殿筋)など、体の中でも特に大きな筋肉を効率よく鍛えられるのはもちろん、「立つ」「座る」「歩く」という日常生活に欠かせない動作を内包しているのが特徴。
中高年になると筋力や持久力は少しずつ低下しますが、適切な運動によって維持・改善できることは、多くの研究でも示されています。この本は、その第一歩を踏み出すための、絶好の実践書と言えるでしょう。