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日本の舞台芸術の問題点とは? 作曲家・都倉俊一氏と当協会前理事長が「舞台と医学」をテーマに対談

  2023年3月4日(土)、東京医科大学(東京・新宿)にて第9回日本舞台医学研究会が開催され、バレエなど舞台芸術に関わるダンサーたちの運動器の障害の症例やその治療について、5名の医師から報告が行われました。

  そしてこの研究会の最後に行われた特別講演では、当協会前理事長・丸毛啓史が、同じクラブに所属するゴルフ仲間でもある作曲家の都倉俊一さんをゲストに迎え、1時間の対談を行いました。

  都倉俊一さんといえば、ピンク・レディー「ペッパー警部」や山本リンダ「狙いうち」、山口百恵「ひと夏の経験」など、昭和のスターたちの名曲を多数生み出した人気作曲家。そして2021年4月に第23代文化庁長官に就任したことでも大きなニュースになりました。

  対談は、都倉さんのドイツで過ごした幼少期や、帰国後にプロの作曲家になった経緯についてのエピソードに始まり、これまで手掛けてきた昭和のヒット曲の裏話なども飛び出し、のっけから大盛り上がり。

  さらにミュージシャン特有の運動器の障害や、日本と欧米の舞台芸術における医学的サポートの差、そしてステージ上で実際に起きた事故やその後の補償問題など、我が国の舞台芸術に関する課題や問題点について、多岐にわたる貴重なご意見やエピソードをご披露いただきました。

  この対談の模様は、2023年6月初旬に発行される当協会機関誌『Moving』第48号に収録されますので、ぜひお楽しみに!